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zoom RSS ブータン幻想紀行8

<<   作成日時 : 2010/08/08 15:13   >>

驚いた ブログ気持玉 6 / トラックバック 0 / コメント 2

休憩所(展望台)からは、もうタクツァン僧院がはっきり見えました。

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食事休憩中に、外は冷たい雨が降り出しています。
暑い南アジアとはいえ、ここは東ヒマラヤの3000メートルの高地です。

ここから先は道も険しくなるので、体力に自信のない方は休憩所で待つことになりました。

私はここまで来たのだから、もちろん行くつもりでしたし、体力もまだまだ大丈夫でした。


激しい雨が小さな滝となって、登山道を流れ落ちる中、一歩一歩登っていきました。

1時間くらいで僧院が水平位置に見える場所に到達しました。
体力のある他の弟子たちの中には、もう僧院の入り口近くに到着している人もいました。

やがて幻想的な大滝(僧院の結界になっています)の横を通り過ぎると、
崖に張り付くように建つ僧坊(僧の住居)が見えてきました。

僧院まではもうすぐです・・・。



僧院の中に入れるかどうかは、行ってみないと分からないとのことでしたが、
快く入れていただけました。

最初、パドマ・サンババが実際に修行した部屋に入れていただいのですが、
凄い場所だったのにも関わらず、私にはそのヴァイブレーションを感じることができませんでした。

それは間違いなく、私が休憩所で食事を摂ってしまったことと関係していると思います。

ただ、僧から手に垂らしてもらって飲んだ聖水のあまりの香りのよさだけが印象に残っています。



その後、その上の階の勤行堂に行って倍音声明をおこなうことになりました。

倍音声明はチベット仏教ニンマ派の技術ですが、チベットに仏教を伝えたパドマ・サンババは
チベット仏教ニンマ派の開祖として知られています。

あとで考えれば凄い場所で凄いことをしたわけです。


成瀬師から、いつもと違う倍音声明のやり方の指示を受けた私たちは
輪になって実践に入りました。

当時弟子として末席にいた(今もそうかもしれませんが)私は、成瀬師から離れた位置に座るつもりでした。
ところが姉弟子に導かれて成瀬師の右隣に座る形になりました。


倍音声明がはじまりましたが、いつものように現実感がありません。
何か変な感じなのです。

今の私ならもうすこし的確に状況を把握できたかもしれませんが、
当時の私のレベルで、かつ満腹に近い状況では、何が違うのかわかりませんでした。




倍音声明の終盤で、突然成瀬師が私の手を取り、ご自分の膝の上に乗せました。

膝が大きく上下するのがわかります。

そのまま手を乗せているともっと強く膝を抑えるように、師から無言の指示がありました。

強く抑えたのですが、それでも膝は大きく上下します。

強く抑えると膝は床に戻りますが、少し力を抜くとまた上昇してくるといった具合です。


手に伝わる感触から、成瀬師の体全体が(意に反して)大きく宙に浮きあがっている様子が
感じ取れます。浮き上がる速度はシャボン玉が浮き上がる位のゆっくりとしたものです。
また反対側の左膝も弟子の一人が抑えているのもわかりました。

意に反して浮き上がり始めたご自分の体を、床に戻すために、
師が私と反対側の弟子の手を使って抑えさせていたのです。

あきらかに「空中浮揚」の現象であり、意識の深い部分ではそれをきちんと認識しているのですが、
表面的にはボーッとしたままでした。
タクツァン僧院のヴァイブレーションがそうさせたのだと思います。


やがて倍音声明が終わり、成瀬師の体も床にしっかりとついたようでした。


膝においた手をいつ離そうか迷っているとき、成瀬師が体内に溜まった残留エネルギーを
放出するように大きな呼吸をなさいました。

その瞬間、手から形容のしようもない大きなエネルギーが私の体に流れこんできました。

頭の芯にまで響くような衝撃のため、私はひっくりかえってしまいました。


しかし、その瞬間意識のピントが突然合いました。
とても明瞭な意識状態になったのです。


冷静にまわりを観察すると、女性は泣いている方が複数いました。
男性は、ボーッとしている方や、まだ意識が通常に戻らないのか体をがくがくさせている方
がいました。

何か尋常でないことが起こったのは一目了然でした。

(あとで、成瀬師からお聞きしたのですが、クンダリニーエネルギーが
集団覚醒してしまったようです。)

兄弟子の一人がひっくりかえったままの私を心配して起こしてくれましたが、
立ち上がったときも足はふらふらでした。


「何かとんでもない封印を解いてしまったのかもしれない。」
ふらふらし足取りとは別に、冷静な頭にはそんな思いが去来しました・・。





1996年8月12日。
今から約14年前のこの日が、特別な日であったことは疑いようがありません。

この日から10年間くらいはこの日のことを他人にしゃべることができませんでした。
そのくらい強烈な体験だったのです。

また毎年8月12日が来る度、何か不可解な出来事を体験しました。
それもやはり10年位続いたと思います。

「気のせい」と片づけてしまえばそれまでかもしれませんが、
私は何か意味があるのだと思いたいです。


次回(8月15か16日更新予定)で「ブータン幻想紀行」は最終回にしたいと
思っているのですが、その前に12日が来るのが、意味がありそうにも思えます。

この「ブータン幻想紀行」の執筆終了とともに、「やっと私もこのときのブータン体験から卒業できる。」
そんな気がしています。


次回最終回もほんとうに「幻想的」です。
乞うご期待

















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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これを読むと本当ブータンに行かなかった事が悔やまれます。

確か私はこの時の夏は、バリにエクソシストに会いに行っていたのですよ。
正直期待はずれでしたけど。
ソロン@ブータンに行きたかったよー
2010/08/15 06:55
ソロン様
コメントありがとうございます
たしかに得難い体験でした。
ただ、このとき参加された方で、今も残っている方は少ないのも事実です。
そういう意味では、ソロン様のようにマイペースで、長年にわたり少しずつ参加されるのが一番よいのではと、私は思います

ガネーシャ・ギリ
2010/08/16 09:24

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