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zoom RSS ブータン幻想紀行9(最終回)

<<   作成日時 : 2010/08/16 11:16   >>

驚いた ブログ気持玉 7 / トラックバック 0 / コメント 5

信じられないような体験が終わり、皆、堂の外に出てきました。

頭は信じられない位混乱していましたが、ともかく下山の準備を始めました。


何人かが降り始めたとき、成瀬師が我々に声をかけました。

それは、本当に身近にいた弟子たちに「ここに残りなさい。」という指示だったのですが、
私はそれがわかっていたにも関わらず、ある事情により下山しなければならなくなってしまいました。

私を除いた何人かの弟子たちは、僧院の門の中に入っていきました・・・。

成瀬師はこのとき、瞑想状態になり、パドマ・サンババとコンタクトをとった、とのちに本に書いておられます。



私は本当に悲しい気持ちで、他の参加者に混じって下山を始めました。

残れなかった悲しさが身に沁みます・・。

悲しい気持ちでとぼとぼ歩いていたので、たちまち皆に離され最後尾になってしまいました。

やがて、僧院に残っていた成瀬師と他の弟子たちも物凄いスピードでおりてきて、私を抜き去り視界から
消えていきました。


止んでいた冷たい雨が、再び降り出しました。


ふと、気付くと顔の斜め上あたりに、僧形の男性の頭部が浮いているのに気がつきました。

異常な光景ですが、意識状態が普通ではなかったので、違和感や恐怖感は感じませんでした。

その男性は私に向かって、大変きびしい声で
「おまえは、本来ここに来る資格はなかった。」といいました。

言うというよりは、直接頭の中に響いてくる感じです。

続けて、少し優しい声になり
「だが、あの人(成瀬師)が望んだので入れてやった。」

そう言うなり、姿が消えました。



その時はわからなかったのですが、その僧形の男性はおそらくパドマ・サンババ(の意識体)だったの
でしょう。

私にはサイキックな能力は全くないのですが、物凄い体験をした後だったので、
一時的にそういう能力が目覚めた状態になったのかもしれません。




雨は激しさを増し、遭難の危険さえ出てきました。

もう誰の姿もみえません・・・。



気付くと2匹の犬が後をついてきます。

凶暴な野犬かと思いましたが、尻尾を振ってじゃれついてきます。

まるで、悲しい気持ちを慰めてくれているかのようです。

道がわからなくなるほどの雨でしたが、犬が先導してくれました。

間違った方向に行きそうになると、吠えて知らせてくれたりもしました。

観光地であれば、観光客からのえさ目当ての犬もいるかもしれませんが、
この2匹はどんな目的でついてきたのか分かりませんでした。



展望台に到着すると皆待っていてくれました。

同行してくれた犬達は、いつの間にかいなくなっていました。

激しかった雨もウソのように止んでいました。



雨に打たれて体力を消耗していたために、
私は少し展望台で休み、他の方たちより後に降りることにしました。


再びひとりで、山道を歩いていると
歌声が聞こえてきました。美しい歌声でした。

見ると森の中から、鮮やかな民族衣装に身を包んだ2人の少女が、
手をつなぎ、歌を歌いながら出てきました。

そして、手に持っていた小さな野の花を笑顔で手渡してくれました。

画像


民家など見当たらない山の中です。

あまりのギャップのある光景に、「ドッキリ」の番組かと思ってしまいましたが、ここは「秘境」ブータンです。

こんなこともあるのでしょう・・・。


たいていのブータン人は英語が堪能なのですが、この少女たちは、幼いためまだ英語が堪能ではありませんでした。

しかしなぜか、下山し終わるまで彼女たちはついてきました。
最初は少し離れていましたが、慣れてくると両側から手をつないできたりしました。

彼女たちのおかげで悲しかった気持ちが本当に癒されました。


下山し終わると、インドのように「料金」やら「チョコレート」を請求されるのかなと思いましたが、
何も請求せず、笑顔で手を振って去って行きました。

外国人が珍しかったのかもしれません・・。



犬も少女たちも実際にそこにいたのですが、
私はパドマ・サンババが遣わしてくれたものだと、頭のどこかで信じています。

修行の道をあきらめないよう、励ましてくれたのかもしれません。



その後、タクツァン僧院は、火事で焼失(現在は再建)しました。
実際のところはわかりませんが、
まるで、封印を解いたため、役割を終えたのでは、思わせるようなタイミングでした。


その後、成瀬師はこのときのことがきっかけで、クンダリニー技法を世に公開しようと決意され
「クンダリニー・ヨーガ」を書かれました。

このときも、原稿が完成した直後、信じられないようなことが起こりました。



私自身にも不思議なことが多々起こりました。



その辺のお話は次回「番外編」として書きます・・・。



ブータン、本当に不思議で魅力的な国でした

























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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
非常に面白く又興味深く読ませていただきました。一気に読ませていただきました。やはり人生は導かれているのですね。私もTM瞑想やらいろいろとやっていましたが
はじめて神秘体験をしたのは先生の道場です。やはり凄いですね
amary
2010/08/17 17:59
amary様

コメントありがとうございます。
この旅では、たしかにとても不思議でまるで物語のような(ある意味面白い)体験をしました。
10年以上経って、成瀬師が「あの時は(いい意味で)変な体験だったなぁ」とおっしゃっていたのをお聞きした記憶があります。

また、「人生は導かれている」というのは、(全てかどうかわかりませんが)ある部分においては事実だと、私は思います。
私自身はわりと鈍いので、導かれても気づかないことのほうが多いみたいですが・・

ガネーシャ・ギリ
2010/08/18 10:37
そうですか。

やはり私は行く資格が無かったから、ブータンに行かなかったのかも。
ソロン
2010/08/20 05:09
ソロン様
行けなかったのは「資格が無かった」からではなく、そのタイミングにおけるご縁の問題だと思います。

ちなみに私は大学で4年間中国思想を学びながら、ご縁が未だにありません。
気功という中国的なものに深い造詣を持たれるソロン様が逆にうらやましいです
ガネーシャ・ギリ
2010/08/21 09:41
妖精さん。森の中に住んでるんだね。人間に変身したのかなぁ。
目が綺麗で清らかですね。衣装も可愛いいです。この子達はいまごろ30歳位で結婚して子供がいるでしょうね。
Mr.Saturn
2016/02/06 00:24

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